【日常生活の疑問アレコレ解決】日本生活ガイド「日常編」

local_offer 生活 暮らし
2020.7.2最終更新
在日外国人の日本生活情報
さて、今回は「日本生活ガイド(日常編)」です。日常生活で当たり前のちょっとしたことでも、国や文化が違うと随分と変わるものです。先に知っておけば、戸惑ったり困ることも少なくなるでしょう。「へぇ~日本ではそうなのか。」という発見があるかもしれません。

日本で生活するために【知っておいた方がいい事】リスト

1、交通ルール

日本にも外国と同様に信号があります。信号の数は多いかもしれません。
信号は必ず守らなければなりません。車が来ていないので、ちょっと渡ってしまおう、はNGです。
また、日本は歩く人が優先です。車は、歩く人に道を譲ります。車を運転する際は、標識もルールも多くあります。そして、左側通行です。車のハンドルもそのために右側にあります。
運転免許を取得する際は少し苦労するかもしれませんが、実際に運転する際にはとても重要です。

2、現金の引き出し方

現金が必要な時は、銀行を利用するかATMを利用します。
ATMは銀行、コンビニ、ショッピングモール、駅などにあります。
その銀行のカードを銀行のATMで引き出す以外は、手数料がかかるのが一般的です。手数料は、おおよそ110円~330円です。時間・曜日により異なります。
ATMで現金を引き出したいときは、「引き出し」の画面をタッチし、キャッシュカードを挿入します。
そして暗証番号、引き出し金額を入れて確認ボタンを押します。最近は明細必要・明細不要と選べますのでどちらかを押しましょう。明細表とカードは忘れないようにしましょう。

3、お金の払い方

現金、クレジット、QRコード決済、デビットカードなどがあります。
ほとんどのお店はクレジットが使えますが、QRコード決済・デビットカードはまだまだ浸透していません。
まれに現金のみのお店もあります。特にデビットカードを使っている人はあまり多くないでしょう。
店のレジにはだいたい、何が使えるか、という提示がありますので、確認しましょう。
分からないときは「〇〇は使えますか?」と聞いてみましょう。
レシートが出ます。コンビニなどはいりますか?と聞かれることが多いです。
また、日本では2020年7月からビニール袋が有料になりました。必要な場合は1枚3円程度で購入する必要があります。今ではマイバッグを持っていく人が多くなっています。

4、電話のかけ方・公衆電話の使い方

電話は、固定電話・携帯電話・公衆電話があります。
日本の固定電話番号は、03-〇〇〇〇-〇〇〇〇や、045-〇〇〇-〇〇〇〇、0467-〇〇-〇〇〇〇といった分け方が主流であり、すべて10桁の数字です。
その他に、0120-〇〇-〇〇や、0570-〇〇〇-〇〇〇といった番号もあります。後者の2つは企業が使用することが多いです。0120からはじまる番号はフリーダイヤルと呼ばれ、電話をかける側にはお金がかかりません。
携帯電話は、090(080)(070)-〇〇〇〇-〇〇〇〇の11桁が基本です。
固定電話からかかってきているのか、携帯電話からかかってきているのかは、見分けがつくでしょう。
国内で電話をかけるときは、国番号(日本は81です。)は必要なく、0から始まる数字を入れれば良いです。

今ではあまり多くの人は使いませんが、公衆電話もあります。
公衆電話は10円、100円を使うか、テレフォンカードを使います。
公衆電話もかけ方は同じです。相手が携帯電話の場合は、「公衆電話」と表示されます。
日本人の中には、公衆電話と表示されると出ない人もいますので、気を付けましょう。

5、知っておくと便利な番号

日本には緊急番号という電話の3桁番号サービスがあります。

104 番号案内
113 電話の故障
115 電報のお申し込み
117 時報
119 火事・救助・救急車
177 天気予報
159 空いたらお知らせ159
189 児童相談所虐待対応ダイヤル
110 警察への事件・事故の急報
114 お話し中調べ
116 電話の新設・移転・各種ご相談
118 海上の事件・事故の急報
171 災害用伝言ダイヤル
136 ナンバーお知らせ136
188 消費者ホットライン

また、これ以外にも、各自治体で、相談窓口になっているような番号もありますので、確認してみると良いでしょう。

6、交通機関の乗り方

・電車

電車に乗る時はICカードを改札口にタッチをすると乗ることができます。
ICチップに残高が少なかったり、ICチップが無いときは、切符売り場の機械でチャージをしたり、切符を購入しましょう。
観光客向けのICカードも販売がされているので、ご家族やご友人が遊びに来た際はオススメしてあげましょう。

・バス

バスもほとんどがICカードを使うことができます。
ICカードはだいたい乗る時にタッチします。金額が一律のバスの場合は、最初の一回だけ、乗降場所によって金額が異なる場合はおりる時にもタッチをしましょう。

・タクシー

タクシーは乗ったら行き先を告げましょう。メーターつけてもらって、金額が変わっていきます。
支払い方法は現金かクレジットカードなどですが、地方のタクシーではまだまだ現金のみ、というところも多いので旅行の際などは現金を持っておくようにしましょう。

7、母国への手紙を送る

日本から外国に送る国際郵便物は、種類により「手紙(定形・定形外)」「はがき」「グリーティングカード」「荷物(小包)」「印刷物(雑誌・本)」などがあります。
また送り方も「航空便」「船便」「エコノミー航空(SAL)便」などを選べます。
金額や到着日数が異なりますので、郵便局で聞いてみるようにしましょう。

8、母国へ送金する

海外送金は郵便局でもが銀行でもできます。また、ネット上でできるものもあります。
限度額や手数料、必要日数などは異なりますので、どれが一番よいか調べて使用すると良いでしょう。

9、消費税

日本の消費税は基本的に10%です。2019年10月から8%~から10%に引き上げられました。
しかし、すべてが10%という訳ではありません。
厳密にありますが、概要としては、酒類を除く食品などは8%のままです。また、お店で食べ物を買うとき、イートインするときは10%、持ち帰りの場合は8%です。
表示されている価格には消費税が含まれているものと含まれていないものがありますので、確認しましょう。

10、住所の見方

日本では、住所は、郵便番号、都道府県、市区町村、番地、宛名の順で書かれています。
自分の国とは逆の場合もあるかもしれませんので、慣れる必要があります。
また、宛名を書く際には、人の名前の後には「様」企業や団体を宛名にする際には「御中」とつけるのが一般的です。先生に送る際は「様」の代わりに「先生」を使っても構いません。

11、チップについて

日本では、すべてに消費税が付きます。レストランでも同様です。
そのため、一般的にはチップを払う必要はありません。高級レストランや旅館などで、担当をしてくださる方に「お心づけ」という感謝を表すお金を渡す場合もあります。

12、酒たばこを買う

お酒やタバコはスーパー、コンビニ、ドラッグストアなどで購入できます。
酒屋やタバコ屋さんも街中にはあります。酒も煙草も20歳以上と法律で決まっていますので、免許書や在留カードの提示を求められる場合があります。
飲むのは家族だから、と子供がお酒を代わりにお使いとして、買う事は許されていません。
また、お酒や煙草を買う場合に、レジにあるタッチパネルのような画面に、20歳以上ですか?というような表示が出て、そこをタッチするようにお店の人から言われることがありますので、急に言われて困らないように、覚えておきましょう。

13、煙草を吸う場所

日本ではお酒を飲む場所は厳密には決められていませんが、煙草を吸える場所は決められています。
喫煙所として用意されている場所でないと吸う事ができません。
また、2020年4月から、飲食店では、煙草を吸う事ができないお店が増えました。お店に入る際には喫煙席が別途設けられているか確認する必要があります。

14、郵便局を利用する

郵便局は市区町村にいくつかあります。自分の住んでいる場所の最寄りの郵便局を把握しておくとよいでしょう。
郵便局には規模があり、規模によっては受付できない業務もありますので、電話して聞いてみると良いでしょう。
郵便局に行くと、内容によって窓口が分かれています。その窓口に応じた番号札を引く必要があります。分からない場合は窓口の人に一度声をかけてみましょう。

15、日用品を買う

日本では日用品は、スーパーマーケットやドラッグストア、コンビ二で買い物をします。
個人商店や八百屋も商店街がある地域では主要な買い物場所でしょう。
また、洋服などはショッピングモールなどが駅に隣接していたり、地方では大型駐車場を備えたショッピングモールがあります。
スーパーやドラッグストアは22時や23時までと遅くまで開いています。コンビニは基本24時間営業ですが、最近では、時間を短く営業する店舗も増えています。

16、インターネットで買い物をする

日本では、インターネットで日用品を買うのによく使われているには楽天やアマゾンでしょう。
使い方は母国でのネットショッピングとはさほど変わりないでしょうが、注意事項がほとんど日本語で書かれているのでそこは注意した方が良いでしょう。