【日本の7割は森林!】日本は自然豊かな国!「日本の自然」に触れてみよう!

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2020.6.30最終更新
外国人のための日本情報
日本は他の国に比べると、世界文化遺産や世界自然遺産が残念ながら少ないです。でも魅力が少ないわけではないですよ!日本には豊かな自然があり、日本中どこでも、その美しさに触れることができるのです。四季折々、日本の自然を楽しんではいかがでしょうか!

1、日本の花

国を象徴する花を国花と言います。日本では国歌や国旗の様に法律で制定されている花はありませんが、慣習的に桜と菊が一般的に国花とされています。

桜は3月下旬から4月上旬に咲きます。日本では桜を見ながら、外で食事をしたりお酒を呑んだりする「お花見」をします。上野動物園や代々木公園などでは、毎年多くのお花見客が楽しみます。最近では外国からの観光客も多く見られます。
日本ではお酒を飲むことのルールが諸外国に比べて少なく思えます。各国同様もちろん年齢制限はあります。日本では20歳以上でお酒を飲むことができます。しかし、外で飲んではいけない、時間帯によっては酒類の提供をしてはいけない、といったルールはありません。そのため、外国の方にとっては、お花を見ながらみんなで外でお酒を楽しむことが文化の経験になるのかもしれません。
また、「菊」ですが、様々な象徴に使われています。皇室の家紋に使われています。また、50円玉や、パスポート、様々な勲章にも使われています。そして、故人を心から送り出すために、お葬式では菊の花がよく使われます。そのため、入院中の人のお見舞いなどに菊の花を送るとあまり縁起が良くないと言われることもありますので、注意しましょう。

その他、藤、椿、梅といった花も日本を代表とする花です。桃、梅、桜が順番に咲き始め、春の訪れを感じる事ができるでしょう。
また、日本人は桜に限らず花を見に行くことを好みます。それぞれの季節になると、花がきれいな場所や公園、お寺等に人が集まります。春と秋の京都はとても観光客が増えます。

2、日本の山

山を登るアクティビティを登山と言います。登山を仕事にしている人を登山家と言います。プロだけでなく、小さい子供からお年寄りまで、多くの日本人が登山を楽しみます。
日本は国土の7割が森林です。また、多くが山地です。その他、山脈や山が多くあります。
一番有名なのは、日本一高い富士山ですが、富士山登山にはそれなりの準備が必要です。富士登山まで本格的でなくても、日本では全国各地、比較的どこでも登山が楽しめます。
例えば東京では高尾山が有名で、多くの人が訪れます。ハイキングコースもたくさんあり、自分の体力に応じて楽しむことが出来ます。

また、冬になると日本海側を中心にスキーやスノーボードが楽しめるスキー場がオープンします。
雪の多い国、ヨーロッパやカナダの選手同様、冬季オリンピックでは日本選手も多く出場し、メダルを獲得しています。

山と同様、日本では川も多くあります。ただ、日本の川は短く流れが急であるという特徴があります。
そのため、雨が多いと洪水になりやすかったり、流れが早くなったりするので、川での水害事故が堪えません。
特に夏になると、川沿いでキャンプやバーベキューが人気ですが、川沿いでは十分に注意しなければなりません。

■紅葉

秋になると、木々の葉っぱが色付いていきます。
桜のお花見と同じくらい日本人が好きなものに「紅葉」があります。「こうよう」と読みます。「もみじ」とも読めますが、意味が異なります。「もみじ」は木の種類です。
紅葉では、黄色、赤、茶、などグラデーションのきれいな木々を見ることができ、人々は感動します。紅葉を見に、山登りをしたり、有名な観光地でお寺・神社めぐりをする人が多くいます。
日本の木々は紅葉する落葉樹が多いですので、街中でも紅葉は実は楽しめるのです。

3、日本の海

日本は海に囲まれた島国です。そのため、バカンスといえば「海」「ビーチ」という考えはあまりないかもしれません。海がそれだけ身近にあります。
夏には多くの人が海水浴を楽しみます。青い海を求めて沖縄へ行く人も多いです。
日本海側では、主に多く水産業が盛んで、美味しい魚介類がとれます。
日本人は、ご当地の美味しいものを食べたいから旅行先を選ぶ、という人も多いです。
美味しい魚介を食べに北陸旅行など、最高ですね!

4、日本の世界自然遺産

日本のユネスコから認定されている自然遺産は4か所あります。
北海道の知床、青森県・秋田県にまたがる白神山地、鹿児島県の屋久島、東京都の小笠原諸島です。
知床半島は北半球で流氷が接岸する南限といわれていて、この流氷が世界遺産の評価に深く結びついています。アザラシなどたくさんの寒い地域に生息する動物に会う事ができます。
白神山地は、ほとんど人間の影響を受けていない原生林です。特にブナ林は世界最大級といわれ、美しい景色が広がります。
屋久島は、映画「もののけ姫」と思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。樹齢2000年以上という縄文杉をはじめ、巨大な屋久杉を見に多くの観光客が訪れます。
小笠原諸島は、本土から南へ1000kmという絶海の孤島で知られています。到着するのに24時間船に乗っていなければなりません。青い海と独自の進化を遂げた固有生物・植物が多く生息し、まるで映画の世界に入り込んだようです。

5、日本の動物

縁起の良い動物、と聞くと日本人は「鶴」と「亀」を想像します。
中国から伝わったものですが、1月1日に、「鶴」「亀」の夢を見ると縁起が良いと言われています。
日本を代表する動物は多くいますが、名前に「二ホン」とつく動物がいます。「ニホンリス」「ニホンオオカミ」「ニホンザル」などです。
ニホンザルが温泉に浸かっている映像を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
また、何年か前には、「秋田犬」がロシアのフィギュアスケートのザギトワ選手に贈られ有名になりました。

6、身近な自然

日本は国土の7割を森林が占めているということもあり、有名な場所へ足を運ばなくとも、自然を感じる事ができます。
日本では住んでいるそれぞれの市区町村の中で、いくつも公園があります。子供が遊ぶ遊具があるところもあれば、ベンチなどがあり、談笑をすることが出来る所もあります。
また、池があり、周囲をジョギングしたりすることもできます。
お気に入りの近所の公園を探し、散歩すると、自然を感じ、気分を和らげてくれるでしょう!