【日本の人口の2%が外国人】「日本の在住外国人」を知ろう!

2020.7.1最終更新
在日外国人の日本生活情報
日本では、「留学生30万人計画」「2020年訪日外国人を4000万人に」といった、外国人誘致の政策が多くあります。そして、2019年4月には新たな在留資格「特定技能」も始まりました。その結果、日本は多くの外国の方々に選んでいただき、年々訪日・在日外国人数が増加しています。日本にいる外国人は日本を支える大きな存在となっています。

1、訪日外国人の現状

日本では、現在毎月250万人あまりの外国人が日本へ来ています。
2019年には過去最高の3180万人の訪日がありました。
2020年は新型コロナウィルスの影響で大きく数字が下がる予想ですが、2019年まで、毎年訪日外国人数は増え続けています。10年前は860万人ですから、ここ10年で3倍以上の数字となっています。

国別では、中国・韓国・台湾・香港・アメリカ・タイの順に多くなっています。
ここ10年で中国からの訪日が多く、いままで1番の割合を占めていた韓国からの数字を超えて、現在では一番多く日本へ来ている国となっています。

訪日外国人を目的別に見ると、約9割が観光目的となっています。約1割が商用客です。
都道府県別に見ると、2018年のトップテンは1位から、東京・大阪・千葉・京都・福岡・奈良・北海道・愛知・神奈川・沖縄です。

2、在日外国人の現状

日本にいる外国人は観光客を除くと、令和元年末時点で約290万人と言われています。
それは国民の2%にあたります。在日外国人は年々増えて、毎年歴代最高人数となっています。
290万人のち、一番多いのはビザでいうと、永住者が約79万人、その後に約41万人の技能実習生、34万人の留学生、特別永住者約31万人、技術・人文知識・国際業務ビザ約27万人となります。
前年は、留学生・技能実習生の順でしたが、今回は技能実習生が上回りました。
国別だと、中国、韓国、ベトナム、の順で多くいます。中国籍の方は、永住者が1番多くその数は25万人です。韓国国籍の方は、ベトナム国籍の方で一番多いビザは技能実習の約13万人です。

3、訪日・在日外国人に関する政策

2003年からビジットジャパンという訪日外国人旅行の促進キャンペーンが始まりました。
そこでは、まず2010年に訪日外国人旅行者を1000万人にするという目標がありました。
その目標は2013年の年間1036万人をもって達成されました。その後、訪日外国人旅行者はどんどん数が増えていき、2019年には3000万人を超えました。
新たに、政府は2020年には4000万人、2030年には6000万人という目標を定めました。

在日外国人に対しては、まず、「留学生30万人計画」というものがあります。
2008年に日本政府によって公表された計画で、2020年を目途に30万人の留学生受入れを目指すというものです。その結果、留学生を受け入れる学校が増え、日本語学校が多く新設されました。その目標は2017年には達成されました。
その他にも技能実習生の数も増えていき、新たな在留資格として、特定技能ビザも出来ました。そして在留管理局は、出入国在留管理庁へと、名前を変え格上げされました。