【実際に働き始めたら不思議がいっぱい!?】「日本での会社生活のイロハ」を知ろう!

外国人留学生の就職活動
無事に日本での就職企業を決められた方々、おめでとうございます!これからは会社の一員として、目標に向けて頑張っていくかと思います。しかし、実際の仕事や業務以前の問題に、初めての日本企業での勤務には戸惑いが多いでしょう。日本企業に勤めるとはどういうことか知っておくと、スムーズに業務に取り組むこともできます。基本的な情報をここでキャッチしてください!

1、入社までと入社日

内定をもらったら、あとは入社です。外国人の場合は、ビザを取得しなければなりませんので、内定をもらったら、すぐに動くようにしましょう。

・内定書をもらう
・内定承諾書にサインをして返送する
・ビザ申請の準備をする
(技術・人文知識・国際業務の場合は)

会社に、
・会社登記簿謄本(現在事項全部証明書)、直近年度の決算報告書コピー、 前年分給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表コピー、 会社パンフレット 、在留資格変更許可申請書、雇用契約書を用意してもらわなければなりません。

内定承諾書をお返しする際に、一緒にお願いをしましょう。

・書類が揃ったら入管へ申請をしに行く。
・ビザ認定がおりたら会社へ報告
・入社日には、提出書類を事前に確認して、持って行くようにしましょう。

例としては、通勤交通費申請書、扶養控除等申告書、給与振込先申請書、入社誓約書(承諾書)、身元保証書、情報保護に関する誓約書などがあります。

2、入社日のあとは

全体で研修を行なう企業もあるでしょう。企業の指示に従って、時間に遅れないように参加しましょう。また、研修などがない企業は、翌日から自分は何をすれば良いのか、自分から聞きに行くようにしましょう。

3、会社行事

会社行事がある会社もあります。社員旅行、運動会、忘年会などです。基本的には参加をして、普段接することがないような人ともコミュニケーションを楽しみましょう。また、そのような行事の際に、宗教上、お酒を飲まない、特定の食材を食べない、などがあれば先に言っておくようにしましょう。

4、会社ルールなど

会社にはいくつかルールがあります。従業員は会社のルールに従って働かなければなりません。
会社ルールのうち、よく目にするものとして就業規則があります。
常時10人以上の従業員を使用する企業は就業規則を所轄の労働基準監督署長に届け出なければなりません。

就業規則は一般的に下記の通りの構成になっています。
第1章 総則
第2章 採用、異動等
第3章 服務規律
第4章 労働時間、休憩及び休日
第5章 休暇等
第6章 賃金
第7章 定年、退職及び解雇
第8章 退職金
第9章 無期労働契約への転換
第10章 安全衛生及び災害補償
第11章 職業訓練
第12章 表彰及び制裁
第13章 公益通報者保護
第14章 副業・兼業

日本で働くことは、母国で働くルールとは大きく異なる部分があると思いますので、入社をしたら、一度就業規則に目を通すようにしてみましょう。多くの場合は、総務部の方にお願いをすると見せてもらえるでしょう。

5、給与明細の見方

■支給:払われるお金です。

1.基本給
基本給とは、給料の基本となる賃金。ボーナスなども、基本給をベースに計算されることが多いです。
2.各種手当
役職手当や残業手当など、基本給に加えて支払われる賃金。各種手当は、支払われる場合も、支払われない場合もあるお金です。深夜労働や休日出勤などでは別途手当が支給される場合もこちらに記載があります。

■控除:差し引かれるお金です。

1.健康保健・厚生年金・雇用保険
各種保険料は、会社と労働者とが共同で負担をします。
2.介護保険料
40歳からは「介護保険料」の徴収が始まります。
3.住民税控除
前年のお給料が住民税に反映されるのは6月です。